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画家・榎並和春  2011/3からHPアドレスが変ります。 → http://enami.sakura.ne.jp
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先日の計算式で発表されている五月六日までの積算放射線量というのをアバウトに計算してみました。武田方式で(空間、水、食料、内部被曝で4倍してあります)小数点以下はあまり当てになる数字ではないので、ざっくりと見てもらえればいいと思います。単位はミリシーベルト

岩手県(盛岡市)            0.72
山形県(山形市)            6.2
福島県(福島市)            2.16
茨城県(ひたちなか市) 19.28
栃木県(宇都宮市)         5.16
群馬県(前橋市)            1.88
埼玉県(さいたま市)      5.8
千葉県(市原市)            4.04
東京都(新宿区)            7.32
神奈川県(茅ヶ崎市)    0.52
山梨県(甲府市)           0.68

これ以外の地方は上記の値よりかなり少なめでした。こうやって比べて見ると福島市より茨城県のひたちなか市の値が異常に大きいということが分る。東京はすでにかなりの放射線を浴びていることになる。

 福島県内でも風向きによってかなりの汚染濃度に違いがあって、今更なんだけれどアメリカ政府と共同で調査して公表し始めた。何でアメリカと共同なんだ。
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__
icsFiles/afieldfile/2011/05/06/1305820_20110506.pdf


 今更ながら事の重大さがわかる。政府は事が大きくならないように、国民に出来るだけ本当のことを知られないように、細心の注意をはらって小出しにしているけれど、そのうちに色んなところで放射能が検知されて嘘がばれてしまうだろう。

 嘘で隠して何とかなるレベルではない。今までも色んなアクシデントがこの国を襲った。世界的な戦争も二度も体験して、もう二度と戦争などしたくないと多くの国民は願ったんだな。非核三原則などといって特に核には非常に過敏だったね。どこでどう間違ったのか、いつの間にやら堂々とそこここに原発があったんだな。これはようするに「補助金」がらみの「金のなる木」だったんだな。

 この「補助金」というお金が絡んでくると、とたんに人間何も見えなくなってしまうんだよな。背に腹は替えられん」というわけだ。「奇麗事をいってもなぁ、仕事ないし・・」それで全てが通ってしまう。札束で横っ面はるみたいな仕方で、ねじ伏せてくる。お上に逆らう不遜な輩となる。

 このままじゃだめだぞ。このまま言いなりになっておとなしく身を潜めていたんじゃ子々孫々末代までたったって来る。声を上げなきゃだめじゃないかな。自分たちの身は自分たちで守らなきゃ、お上は守ってくれない。

 
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はる 3608
 「私がここにいる」ということを認めて欲しいと言うことは人一倍強いと思うんだな。ただそれはストレートではない。すごく紆余曲折してかなり分りにくくカムフラージュされてはいる。良く見なければ分らないようには隠されてはいるけれど、けっこう現役でまだギトギトしている面もある。まぁそれが無くなってしまえば、もう何も発表しなくなってしまうだろうとは思う。死ぬまで無くならない、私のもって生まれた業、性だろうな。

 今までやってきたことは間違いではなかった。けれどこれは凄く個人的なことで、個人的な楽しみのレベルであった。例えばそれは一枚のシャツを選ぶことだったり、玄関に一輪の花を飾ることだったり、壁の色やカーテンを変えることことだったりしたわけだ。それはそれで極ささやかな楽しみのレベルでしかなかった。

 ところがいつの間にか、もっと大きな夢や希望や物語を描くべきだといわれてそんな気持ちになって挑戦もしたけれど、やっぱり自分には自分なりの小さな世界を歌った方が合っていたし、楽しい。

 まぁやれるだけやって、行けるとこまでゆくつもりではいる。



 
はる 3607
 色々考えなければならないことがあるのだけれど、どうも原発がらみでみんな思考が留まってしまう。それほどやはりこの事件は大きなことだったんだなとつくづく思う。

 浜岡原発が止まるようになったのはアメリカの意向だということを聞いて、革新的な英断だと評価した自分が情けないと思う。つくづく日本は「外圧」でしか何も決められない「辺境人」だなや。原発を推進したのもアメリカだけれど、止めるのもあちらさんの意向かい、まぁどんな形であれとりあえず止まることは歓迎したいけれどね。恫喝されれば何でも聞いちゃうわけだ。自分の意見というのがないのかい。



 
武田邦彦
http://takedanet.com/2011/05/post_7256.html
 より編集勝手引用(引用自由と明記されている)
「規制値の意味」
都合よく規制値を変えられないために知っておいた方がよい値
**************************
4.  
1年1ミリシーベルト
「1年1ミリ以下なら、放射線に関してなにも考えなくてもよい」というレベルです」
 
1年1ミリシーベルトを被曝すると、1億人で5000人のガン+遺伝性異常が発生すると考えられている.これが世界の専門家のコンセンサスである。
5.  
1年5ミリぐらい(おおよそ)
「最善ではないが、なんとか我慢できる」というレベルでしょう」
 
「管理区域」というのは、私たちが病院に行くと、レントゲン室に放射線のマークが貼ってあるが、それが管理区域である。現在の福島の多くの場所が管理区域以上の放射線の強さであるので、早く表示をしなければならない。
6.  
1年20ミリシーベルト
「かなり危険な領域に入ります」

職業的に放射線を浴びる人の基準である。現実に「20ミリ制限で働いている人」の平均的な被曝量は1年に0.7ミリシーベルトである。従って、今のところ日本では集団として見た場合、「平均的に1年1ミリシーベルト以上の環境に曝されている人はいない」
子供は3倍ぐらい感度が高いので、この職業人の考え方を取れば、
1) 子供と妊婦、近いうちに妊娠希望の女性は7ミリで、
2) 被曝量を測定し、健康診断を受ける、
3) 被曝量が多くなったら、そこから移動する、
という考え方もある。
なお、ICRPが事故時には「1ミリから20ミリ」というのは、「20ミリ被曝しても良い」というのではなく、「事故時でも無限に被曝してはいけない.被曝量は20ミリに制限し、早くその状態を離脱すること」ということである。
7.  
1年50ミリシーベルト
「危険」

職業的な理由で、どうしても大量の被曝を避けることができない場合、1年に50ミリシーベルトまで認められている。しかし、5年間で100ミリシーベルト(1年平均では20ミリシーベルト)という制限があるので、1年に50ミリシーベルト被曝した人は、その他の4年間で調整して、5年間の合計で100ミリシーベルトにしなければならない。

 *「・・・」の部分は他の本人の文章より勝手引用

*************
 昨日の放射線量のベクレルとシーベルトの変換が少し面倒なので、簡単な計算方法を書きましょう。あくまでも個人的に参考にするだけにしてください。

 ヨウ素+セシウム137のベクレル数x2÷100000=おおよそのシーベルト数
(空気、水、食料、体内)で四倍被曝するので
 (おおよそのベクレル数)x4=今までに被曝したシーベルト数



 
はる 3602
 3/15に大量の放射能をおびたチリが関東近辺に多量に降り注いだ。この事故があって知ったことなんだけれど、こういった事故は最初の二三日が大事でそのときに何倍もの放射能のチリがでる。その後落ち着いてしまえばその頃の十分の一になるそうだ。それに対する準備もしないで、想定外と言い逃れすることは全く政府と東電の怠慢というのか、許せない行為なんだけれど、今更過去のデーターを発表されても、もう取り返しがつかない。確かにパニックになったかもしれないが、台風情報のように知っていて行動するのと、知らないでうろうろするのでは明らかに違いがあるだろう。
*****************
 注(自分の参考として計算したもので確かのものではない)

 今ここに(5/2)までの放射能物質の積算量が発表されている。面倒なので放射性ヨウ素とセシュウム(137+134)をプラスしたものをざっくりと書くと
東京=91933ベクレル/㎡≒1.8ミリシーベルト
甲府=8652ベクレル/㎡≒0.17ミリシーベルト

 武田方式で被曝は(空気、食料、水、体内)から被曝するので四倍すると
東京=7.2ミリシーベルト
甲府=0.68ミリシーベルト

 一般の大人が普通に日本で生活していて受ける放射線量の限度
(自然界1・5+医療など1+α)=3~3.5ミリシーベルト/年
だからα=0.5~1ミリシーベルト/年(世界基準)

 東京は既に7倍近い放射線を浴びていることになる。甲府は今のところセーフ。弱くなったとはいえこれからも浴び続けるということになると、限度を越えるかもしれない。


************************
放射能降下量
https://spreadsheets.google.com/spreadsheet/pub?hl
=en&key=0AjgQ0pwrXV8YdGJORHAzdi
1qMlFldUMwRkl4V3VfN0E&hl=en&gid=0


放射性物質の月別推移

http://i.imgur.com/H2OJc.jpg

全国放射線量マップ
http://atmc.jp/

武田邦彦
http://takedanet.com/
 


 
はる 3601
 昨日FMでタンゴの特集をしていた。知らなかったのだがタンゴというのは元々アルゼンチンなどにあった音楽ではないのだな。ジャズと同じようにスペインのフォルクローレがクラッシクと結合してできた新しい音楽だったんだな。知らなかった。ブラジルのサンバとジャズが結合してボサノバになったのとこれもまた似ている。それにしても基本はラテン音楽ということはルーツはアフリカということになる。

 ピアソラのリベルタンゴを始めて聞いたのはヨーヨーマのCMだったかな。それとも彼がピアソラのタンゴを引っさげて世界中をまわっていたそのコンサートを見たののかもしれない。何とも不思議な音楽で弦楽器を打楽器のように使ってリズムを刻んだり、情感があふれるようなワクワクさせられる。音楽はいい、一時でも幸せな気持ちにさせてくれる。

 *************
 明日明後日(5,6)は東日本を中心に日本全体が放射能の影響を受ける。外出は控えたほうがいいだろう。
http://www.dwd.de/wundk/spezial/Sonderbericht_loop.gif
 

 



仮「日々礼賛」F20
はる 3600
 おぉ・・3600カウントだ。このままで行けば来年の夏ごろに4000カウントになるだろう。単に通過点だけれど、カウントというのは日々一つずつ増えてゆくわけで、今日もまた一日無為に過ごしてしまったという反省にはなる。

 日々というのは兎に角つかみ所がない。ゴロゴロ寝て暮らしても一日は過ぎてゆくし、一生懸命努力しても結果は目に見えない遠いとことにある。だからすぐに結果が欲しい人にはまどろっこしくて、あんちょこに手を出してしまう。でもねぇ、あんちょこに手に入るものはすぐに消えてしまう。結局日々の積み重ねでしか本物は手に入らないということかな。

 「日々礼賛」などという言葉があるのかどうかしらないけれど、上の絵のタイトルにしようかと思っている。

 保安委員がやっと放射能の風向きによる分散予想をHPにアップした。
http://www.nsc.go.jp/mext_speedi/past.html
今頃になって実はこんなのがありましたと発表しても今更遅過ぎるんだよな。何を考えて今頃のこのこ出しているんだろう。日本の役人は「役に立たない人」の略かもしれない。既にドイツの予想がネット上に大っぴらになっているので、知っていることではあるけれど、隠していたということに罪がある。

 まだまだ重大なことを隠しているのじゃないかと勘ぐられるわけだ。実は今一番気になることは海への汚染だな。これがどうなっているのか詳しいことはどこにも発表されていない。これほどの高濃度の汚染水をいまだかつて垂れ流したことがないので、はっきり言ってどういったことになるのか予想がつかないということじゃないかな。恐ろしくて発表できないのかもしれない。

 我々日本人は海と共に生きてきた民族だ。生の魚や、海産物を何の疑いもなく摂取してきた。海があれば生きてゆけるというのが我々のDNAに入っているのではないかな。これを失うことは自分たちの最も根本であるところの拠り所を失うことになるのではないかな。

 二酸化炭素がどうのこうの、エネルギーがどうのこうの、経済がどうのこうの、色々あるけれど、一番問題にしなければならないのは我々は「空と海と大地」を汚してしまった。この国土に何年も人が立ち入りできないような、営々と何代もそこに住んで生きてきた人々を立ち退かなくてはならないようにしてしまった。そのことの意味はとてつもなく大きい。仮にもそれを許してしまった、具体的に反対してこなかった我々に責任の一端はある。

 アメリカはいつも戦争している。好戦的な国だ。日本は早くアメリカから独立しなければやばいことになりそうな気がする。
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