画家・榎並和春 2011/3からHPアドレスが変ります。
→ http://enami.sakura.ne.jp
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榎並和春展
── こえをきく ──
2010年 5月26日 (水) ~ 6月14日 (月) 火曜定休
【 6月12日 (土)・13日 (日) 作家在廊 】
昨年のいつだったかよく覚えていないのだけれど、カナダの画廊から作品の展示の話が舞い込んできた。まぁよくあるメールでの勧誘で誘い文句は「次期の冬のオリンピック開催地であるカナダで日本の作家を紹介する」ということらしい。ホームページがあるので見て判断してくれということだった。私は、いつものように全く無視した。
まぁ基本的なコンセプトは間違っていなし、どういう形であれ紹介して展示してもらって見てもらえるチャンスが増えるのはありがたいことだ。しかし何かしっくり来ない、日本人の欧米人に対するコンプレックスに付け込んで、どこかで「フジヤマ、芸者」的なお手軽なお土産物を期待されているのではないか、そんな風に勘ぐってしまう。
よくあるパターンで「フランス美術賞展」とか「イタリア美術賞展」などという冠の着いたコンクールがあるけれど、絵を描き始めた頃はこれに入選や受賞すれば一躍画家として海外で認められたわけで、何とかなるのじゃないかと夢を膨らませて要綱を取り寄せたりしたけれど、何処となくこれもまた胡散臭いにおいがした。
要するにそういった「海外でデビューする」ということを釣り文句に訳の分からん素人から出品料というお金を巻き上げるよく考えられた一種の詐欺だな。
まぁ実際にフランス賞展ならパリで日本人ばかりから集めた作品の展覧会を開催して紹介するわけだから、まんざら全ては詐欺とはいえないけれど、そんなもの地元の誰が見に行くかね。出品した作家の知り合いが義理で観るだけだ。まぁそれでも一応海外で紹介された、展覧会をやったという画歴にはなるからお互い様といえばそうかもしれない。
まぁこの企画の主もカナダ人にはなっているけれど、実質的には日本人の 誰かがやっているのでないだろうか。二ヶ月預けて一万円、実際に展覧会をやっているかどうか疑えばきりがないのだけれど、どうもこういった話は乗らないほうがいい。
何処が間違いか?芸は生き方なんだ、安易に作品だけでなんとかなると考えるところが間違い。
HPはここ
http://www.rufuslingallery.com/gallery.html
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