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画家・榎並和春  2011/3からHPアドレスが変ります。 → http://enami.sakura.ne.jp
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 以下三点の写真は今開催中の「こうふのまちの芸術祭」の様子。

 一番下から「旧中尾内科医院」で医者のフリをするタノタイガ氏。実際に白衣を着てそれ風なことを述べますが、すべて嘘っぱちです。尿瓶に入れた冷たいお茶をふるまってくれました。すごく胡散臭いところが面白い。

 下から二番目は旧スーパーオギノの跡地で行われている現代アートの展示及びパホーマンス。インスタレーション(設置芸術)がほとんどですが、美術館や画廊でやるよりもこういった今にも壊れそうな、風前のともし火のようなだだっ広い空きビルなんかの方が、荒廃したどうにもやるせない感じがして臨場感があっていいように感じた。中ではそんな感じとは裏腹にきゃしゃな若い女の子が、ヘッドホンで音楽を聴きながら『野菜』と書かれたポップのしたで巨大な野菜の絵を描いていた。陽の当たらない廃墟で新鮮そうな野菜の絵を描く若い女の子。これもまた悲しいですが、何か示唆するところはあるように思いました。

 一番上は福嶋孝一氏の竹のオブジェ。銀座通りはもうすでに死んでしまった商店街です。昼間歩いてみてもとてもこれが甲府の中心街の銀座商店街とは思えません。そんな中に、われ関せずどっどと天を突き刺すように竹が伸びているのは非常に気持ちがよかった。今回の出展の中でも出色の作品ではないでしょうか。相当な人物とみた。

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