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画家・榎並和春  2011/3からHPアドレスが変ります。 → http://enami.sakura.ne.jp
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 今だから言えるのだけれど、子供が考えてもわかること、止め方が分からないような機械をどうして作ったのだろう。

山口画廊・画廊通信より勝手引用
http://home1.netpalace.jp/yamaguchi-gallery/room/room.cgi?mode=koumoku&no=25
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・略・・
 この度の惨事であらためて人間とは、自然というまな板の鯉である事を思い知らされた。しかし無力な鯉だって、あらがう意地ぐらいはあるのだ。普段と変わりなく画廊を開き続ける事、これだけが私に出来る唯一の抵抗である。と、格好のいい事を言いながら、そもそも悠長に休める余裕など無いのが、実状ではあるのだけれど。
 確かに今、大難の時である。しかし、こんな時だからこそ芸術に触れたい、心に潤いを持ちたいとご来店される方も、必ずやいらっしゃる事と思う。その方々にこそ絵画の放つ声は、温かな励ましとなって届くだろう。
 こんな事があってつくづく思う事は、芸術はそれだけで希望である。たとえそれが絶望を語るにしても、優れた芸術は必ず希望を宿す。私は、元来芸術の持つであろう、その光を信じたい。それは、いかなる災厄も決して消す事の出来ない、強靭な精神の光である。
 
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