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画家・榎並和春  2011/3からHPアドレスが変ります。 → http://enami.sakura.ne.jp
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 いよいよ色々な放射性物質が出てきた。今後原発の周りの土壌はこのまま終息したとしても、確実に汚染されてゆくだろう。人体にすぐさま影響がでることはないという報道がなされてはいるけれど、そんなことを言えばなんだって許されることになる。すごい騒音の中にいても「直ちに害になるものではない」、水が多少汚れていても「直ちに害になるものではない」、睡眠薬を飲んでも多用しなければ「直ちに害になるものではない」、反対に考えれば長く常用すれば、健康ではいられないということを意味しているのかな。

 まぁ今はどうするのか責任を追及してもはじまらない。決まっていることは、ここを棄てて我々は生きては行けない。ここでしか生きては行けない。根性を決めるしかないということだ。

 少し前の話にもつながることだけれど、確かに我々は原発を少し簡単に見すぎていたのかもしれない。どこかの馬鹿が「天罰」などということをほざいていたけれど、原子力をもはや自由にコントロール出来た、自然を我々の手の内に収めたというふうに勘違いしていたのかもしれない。イカルスの神話を思い出す。

 けれど、すべてが悪かったわけではない。しくじって、失敗して、ぼろぼろになったけれど、だからこそ得るものが多いのだ。多分このことがなければ原発は安全なものとして更に増え続けたであろう。人は自然を超えたとおごったままだったかもしれない。

 これを糧にして、今度こそ真剣に世界で一番省エネで安全で効率のよい社会を作ってゆくべきだろう。それしか生きるすべはない。我々が残せるのはそんな「夢の物差し」しかない。

 「あきらめることはない」「泣くことはない」
 
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無題
いつの記事もほんとだなーと感心して読ませていただいています。
1サンジェルマン 2011/03/22()21:44:56 編集
無題
コメント有難うございました。人は懲りないものですね。いつかは笑って話せるときがくるでしょう。今後の在り方がとても大事ですね。しっかり見つめていたいと思います。
はる 2011/03/23()12:55:30 編集
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