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画家・榎並和春  2011/3からHPアドレスが変ります。 → http://enami.sakura.ne.jp
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炉心溶解(メルトダウン)
 
はる 3548
  心配していたように結構怖いことになってきた。政府は「心配ない、安全だ」をくりかえしているけど、本当にそうなのか?反対に考えて「大変だ、すぐに非難しろ」とは言えないからな。

 
 何だか昔読んだ「渚にて」を思い出す。これもそうならないことを祈るしかないな。 で、不幸にも事故が起きてしまったら、速やかに情報を開示して被害を最小限度に食い止めるようなシュミレーションを考えておくべきだ。
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 誰も責任を取らない、 ココリの無策ぶりと似てるな。
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マーラー 交響曲第5番 第4楽章 アダージェット

はる 3533
 かなり長い文章を書いていたのだけれど、アップしたら消えてしまった。二度同じことを書く気がしないので違うことを書こう。

 昨日の続きのようなこと。

 例えば私の絵はリアルな具象ではない、かといって抽象でもない。なんとも曖昧などっちつかずの立場に立っている。このどっちつかずという立場は私にとって一番心地のいいところであって、白黒はっきりしない、優柔不断な性格そのものを現しているようにも思うな。

 人の生き様として一番いいのは最晩年にピークがくることだ。遅ければ遅いほどいい。死ぬ少し前あたりに人生最大の絶頂期が来るのがいい。それと反対はスポーツ選手のように10代や20代で峠をこえることだ。後の人生がなんとも色あせて見えるだろう。若い時期に注目された作家など不幸極まりない。何もないのだからあとは死ぬしかない。

 さて、また眠くなった。ではでは。
イノうえ・ナおひさのイバラード日記より勝手引用
http://megezo.ddo.jp/inoue/tackynote.cgi?action
=view&year=2011&month=02&day=02&no=1071#1

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略・・
絵を描くことを仕事にする。それはもちろん
絵を描くのが好きだから、であるのは間違いない。
けれど大抵それに、いろんなものがくっついていたり隠れていたりする。
大学で教えていた頃、それも後半になって特に気になったのは、
学生の作品が叫んでいる作者の声、“自分を認めて欲しい”だった。

それは“絵を描くのが好き”を覆い隠すほどに強かった。
絵を描く楽しさや、描くことで何かを見つけるときめきよりも、
とにかく「感心して欲しい」「驚いて欲しい」「褒めて欲しい」
そして何より「自分を認めて欲しい」という、切実なそういう気持ちが、
少なからぬ数の学生作品に、見るのがつらいほどにあふれていた。


僕の絵にもそういうものはもちろんあると思う。
そういう強い思いなしには、絵を描くという独特の労力を要する作業を、
長い時間続けるのは難しいかも知れない。
仕事として絵を描いている人たちの作品にも、
上に書いたそういう気持ちが強く現れているものも多い。

けれどこの左の絵と右の絵の間の、あらためて何も意識しない時間
この世界のおもしろさだけに浸っていた時間が落ち葉のように積み重なって、
絵になっていくのが、どうも一番いい方法らしいと、いまの自分は思う。

ひとに説明するのは難しい。
特に悩み苦しんでいる画学生の、すぐの役に立つようには出来そうにない。
それで作家としてやっていけるのかと聞かれると、僕にも分からない。
ただそうやって描けた絵は、他人の目にはどうか分からなくても、
自分には面白く、不思議で、珍しい――愛でたいものになっている。
【井上直久】
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

吉川春水 より勝手引用
http://kikkawaharumi.blog68.fc2.com/blog-entry-874.html
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わたしはただ人生を貧弱なものにし、傷つけ、いじけさせ、そしてゆがめるものは悪だという単純な基準を手ばなすまいとしただけだ
出典:私の二十世紀書店」 中公新書  P94
著者:長田 弘
・・略
1980年から90年の日本のバブル時代が終わってすでに20年、今の日本では、いかに人々の人生を「貧弱なものにし、傷つけ、ゆがめるもの」が多いことか、新聞記事やテレビの報道を見聞きするたびに胸が痛みます。

強者と弱者、成功と失敗、勝ち組と負け組のそれぞれを厳しく区別する今の社会は、人々の心を薄っぺらにし、人を傷つけることで自分を守り、ゆがんだ人生を送る人間を増殖させているような気がします。

強い人がいて成功し、弱い人がいて失敗もする、でも出来るならば、強みと弱みを合わせ持つ世間大半の普通の人間が成功と失敗を繰り返しながら、そこから学び、ある時は勝ち、またある時は負けながら、人としての尊厳を保てる生活を送ることができる。そんな社会になりますように。 ・・略

はる 3461
 シャメを撮る暇がなかった。それもいいかなとも思う。昔のブログはテキストだけだった。いつの間にか写真が入るのが当たり前になってきたけれど、たまには文字だけもいいかな。

 平均律の話も尻切れとんぼになってしまた。結局何が書きたくてこんな話をはじめたのだろうか、いつも大体こうやって書きながら考える癖があるので、トータル番号も後から振り返ってつける事になる。だから話の結論もあいまいで終わりも明確でない。興が乗れば今回のように何日にもわたって考えることもあるし、眠くなってそのままになることも多い。誤字や脱字も気がつけば後から直しますが、気がつかない場合そのまま放ってあります。そればかりを気にししぎると筆が止まってしまいます。ちゃらんぽらんということで笑って許してくださいな。

 結局どこまで話を進めたのかな。「絵ではないもの」というところまでか。

 私の絵をみて抽象画をイメージする人はいないだろうな。しかし、絵の描き方そのものはほとんど具象的なものはなにもない。たまたま最後には何かしら具体的なものが描かれているので、具象画というふうになってはいるけれど、コンセプトそのものは現代絵画と同じなんだな。まあ、いつものことだけれど、今生きている我々が描いた絵はみんな「現代美術」には違いはないのだけれどね。 
resonanceより勝手引用
http://resonance-1111.tumblr.com/post/2301560017#note-container

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描いている途中で「これはちゃんと着地するのか」と不安に思っていたところが面白かった。「創造」というのは必ず、不安な状態が通過点としてある。拡散していく思考と収束していく思考をせめぎあわせている。これは非常に普遍的な話だ。大抵は、その不安に耐え切れず、すぐに思考を収束させてしまいがちだ。それを、そう簡単には収束させないであえて拡散させ、最後は収束させる。
(Reblogged from milkcocoa)

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はる 3460
 疲れた。


 このおっさんよく知らないけれど、めちゃくちゃ上手い。流しの曲芸師のような下世話な感じがとてもいい。ジプシーかな。
resonanceより勝手引用

http://resonance-1111.tumblr.com/post/1638140458#note
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「ついに一人のフォロワーも得ることのなかったユニークさ」には何の価値もない。
「多くのフォロワーを獲得したためにいつのまにか少しもユニークなものでなくなってしまったユニークさ」だけに価値があると私は思っている。
だから、「オリジナリティ」に値札をつける習慣にどうしてもなじむことができないのである。
詩について言えば、詩人がほんとうに求めていたのは読者たちの彼の詩境に対する全面的な共感だろうと私は思う。
理解されず共感されず、それゆえ模倣することもできぬような詩想を有したことでオリジナリティを確立することなど詩人は望んではいない(と思う。詩人じゃないからわからないけれど)。
詩想がひろく共感されるということは、人類の「感受性の財産目録」にそれまでになかった新しい感受性を一つ付け加えるということだと私は考えている」
詩人のコピーライトについて (内田樹の研究室)

同じ文章のここも面白い。賛成できる。

「私は自分のネット上のテクストについては著作権を主張していない。今書いているこの文章も含めて、ネット上に掲載されたものは誰でも使用できる「公共財」であるというのが私の考えである。

ネット上の情報を誰でも自由に利用できるということがネットコミュニケーションの最大のメリットなのだから、そこに「私権」を持ち込むのはつまらないことだ。

自分のブログに「コピー禁止」とか「リンクを張る場合には必ず許可を求めること」とか書いている人が多々おられるが、私のブログは「コピーフリー」「盗用・剽窃フリー」である。

私はべつに私の「オリジナリティ」を誇示するためにこのようなところに駄文を記しているのではないからである。私と「意見」を共にする人を一人でも多く増やしたいがために、このようなものを毎日せっせと書いているのである」詩人のコピーライトについて (内田樹の研究室)

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