忍者ブログ
画家・榎並和春  2011/3からHPアドレスが変ります。 → http://enami.sakura.ne.jp
[1108]  [1107]  [1106]  [1105]  [1104]  [1103]  [1102]  [1101]  [1100]  [1099]  [1098
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。





 
はる 3616
 例えばアフリカの仮面などもそうだが、生活の中で使われている道具などに施されている簡単な絵や彫り物、装飾などに凄く魅力を感じるわけだ。彼らにとってはそれは我々の言う「美」ではないわけだけれど、明らかに何かしらの基準というものがあるのだろう。

 その基準=理は結構世界中のどこにでもあって、ロシア正教のイコンの中にもあるし、アフガニスタンの洞窟の中や、敦煌のばっこう窟の壁画の中にもある。インドや朝鮮の民画の中にもある。アールブリットのどこか不思議な世界にも見え隠れする。

 意識と無意識、作為と無作為の境にあって意識すればたちまち見えなくなってしまう陽炎のようなものだ。どこか人智の及ばないところにしっかりと決められた理があってそれによって生かされている。

 どうも言わんとすることが上手く言葉にならない。

 前にも書いたけれど吉田秀和が上手い言葉で言っていた「永遠の故郷」この言葉の中には凄くロマンチックな響きがあるけれど、それだけではないある種の真実のようなものが含まれているきがするんだな。

 
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
**
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]


(Design by 夜井)