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画家・榎並和春  2011/3からHPアドレスが変ります。 → http://enami.sakura.ne.jp
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今日はまた↑より進んだ。一時はバックを全て真っ赤にした。ところがどうにも落ち着かない。赤の分量が多いとどうにも落ち着かない。まだまだ途中だからどういった状態でもいいのだけれど、それでも一日の終わりにはそれなりにまとまっていなければならないと思っている。毎日がそれぞれ独立して終わっている。それの繰り返しが一生なんだろうね。セザンヌはたぶんそうやって毎日絵を描いた。描かれているモチーフはまるで違うものだけれど、やっていることはセザンヌの末裔だと思っている。

 さて牧神まで話をした。で、右側が大きく開いている。その部分に何を描くか?これがなかなか決まらなかった。牧神だけでも色々な物語が出てくるけれど、例えばアルカディア(理想郷)の牧人といえば何となく哲学的な匂いが感じられる。でもしかし、大いなる教養の下地がなければこれもまた借り物に過ぎない。

 そんなことを考えながらもこの羊男と相性がいいモチーフとは何だろうか?とあぁでもないこうでもないと、描いては消して又描いて、そんなことを繰り返していた。理想郷といえば大きな木だなぁ・・大きな樹の下で考える牧人というのもいいか・・。樹もつまらないなぁ・・で考えついたのが大きな切り株。それに向かって角笛を吹いていたら新しい芽が出てきたという物語。
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無題
黄道十二宮より
「●白羊宮(Aries)●

(機能は運動・創造)四大元素の火。図像は羊。この宮は、創造の熱、太陽エネルギーの更新、また、<第一原因>、未分化、夜明け、をあらわす。この宮は人間の頭に影響を与え、対応する花はセージとキンギョモ、石は勇気・忍耐・長寿・富を象徴する血玉髄と、純潔・剛毅・無敵・強さ・大胆不敵を象徴するダイヤモンド。」

字統から
「 象形 羊を前から見た形で、羊角の後ろに羊身をかく。牛と同じかきかたである。

〔説文〕四上に「祥なり」と畳韻をもって訓する。(中略)〔説文〕は羊に祥の意があるとするもので、〔周礼(しゅうらい)、車人、注〕に「善なり」というのと同じ。羊は神事に用いることが多く、羊神判によって祥・不祥を決めることがあった)。

〔説文〕四上に「甘し」と訓し、「羊に従ひ、大に従ふ。羊は六蓄に在りて、主として膳に給するものなり。美と善と同意なり」とする。

羊大に従うというも、大はその下体である。美は羊の肥美の状を示し、神に薦むべきものである。善・義・美はみな羊に従い、善は羊神判によって勝利を得たもの、義は犠牲に用いて完美なるもの、美も神に供薦すべきものをいう。それで、形の美、肉味の美をいう。さらに移して人の徳行や自然風物の美しいことをいう。」

うちのチビはだいぶ以前から、校庭の片隅の切り株に名前をつけて「食事」を与えたり、人形ごっこみたいなことをしているようですが;;
まれびと 2009/12/12()11:40:47 編集
こんばんは。
 白川さんの「字統」は見た目には単に辞書ですが、この中には人類がどうやって動物から人になったか、客観的に、またロマンティックに語られています。本物というのはこういう人を言うのかもしれませんね。

 しのチャンがヴァイオリンを弾けばピー介も一緒に唄うのですね♪
はる 2009/12/12()21:48:48 編集
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