画家・榎並和春 2011/3からHPアドレスが変ります。
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はる 2952
千葉の山口画廊から先ほど帰って来ました。
全く地盤もコネもないところで個展をやるのは初めてのことだ。無名の作家にとってこれほど恐ろしいことはない。それが例えば地方の大きなデパートというのであれば、そこそこのお客さんを期待することはできるのだろうが、繁華街でもない普通の住宅地にある個人の画廊ならば、たまたま通りがかった一見さんのお客さんなどは期待できないし、私が直接郵送できるDMもたかが知れたものだ。多くを全く画廊のオーナーのこれまでも活躍というのか、仕事に期待してゆだねるしかない。そのやってみないとわからない、一種の賭けのような感覚もちょっと面白いな。まぁ面白がっている場合ではないのだけれどね・・。
銀座には200も300も画廊がある。それも雨後のたけのこのように出来ては引っ込んでまた新しく出来るといったことを繰り返している。そのほとんどが一般に貸し画廊というレンタルスペース専門の画廊とは名ばかりの展示場でしかない。
本来画廊とは画廊のオーナーの眼力を問う場であって、金さえ出せば出来るようなレンタルスペースは意味がないとは言わないけれど、画廊とは言わないのじゃないかな。銀座みたいな場所だから経営は成り立つけれど、画廊の本来の仕事をしていない。
私がもし画廊をやるなら、貸しスペースなどいっさいやらないな。独断と偏見で自分の好みを一方的に押し付ける。私が選んだ、私が見出した、いいと思った作家のみを扱って誰の意見も聞かない。その代わりにだめだったらその責任をとってやめる。そういったものだろう。画廊というのは。生きるか死ぬか真剣勝負の場所だ。
山口画廊のオーナーはそんな画廊本来の仕事に情熱を傾けている。ほぼ一ヶ月に一人の企画、年間で12~3人しかやらない。これだけ聞いてもその姿勢がわかる。なんとか報いたいと切に思う。
千葉の山口画廊から先ほど帰って来ました。
全く地盤もコネもないところで個展をやるのは初めてのことだ。無名の作家にとってこれほど恐ろしいことはない。それが例えば地方の大きなデパートというのであれば、そこそこのお客さんを期待することはできるのだろうが、繁華街でもない普通の住宅地にある個人の画廊ならば、たまたま通りがかった一見さんのお客さんなどは期待できないし、私が直接郵送できるDMもたかが知れたものだ。多くを全く画廊のオーナーのこれまでも活躍というのか、仕事に期待してゆだねるしかない。そのやってみないとわからない、一種の賭けのような感覚もちょっと面白いな。まぁ面白がっている場合ではないのだけれどね・・。
銀座には200も300も画廊がある。それも雨後のたけのこのように出来ては引っ込んでまた新しく出来るといったことを繰り返している。そのほとんどが一般に貸し画廊というレンタルスペース専門の画廊とは名ばかりの展示場でしかない。
本来画廊とは画廊のオーナーの眼力を問う場であって、金さえ出せば出来るようなレンタルスペースは意味がないとは言わないけれど、画廊とは言わないのじゃないかな。銀座みたいな場所だから経営は成り立つけれど、画廊の本来の仕事をしていない。
私がもし画廊をやるなら、貸しスペースなどいっさいやらないな。独断と偏見で自分の好みを一方的に押し付ける。私が選んだ、私が見出した、いいと思った作家のみを扱って誰の意見も聞かない。その代わりにだめだったらその責任をとってやめる。そういったものだろう。画廊というのは。生きるか死ぬか真剣勝負の場所だ。
山口画廊のオーナーはそんな画廊本来の仕事に情熱を傾けている。ほぼ一ヶ月に一人の企画、年間で12~3人しかやらない。これだけ聞いてもその姿勢がわかる。なんとか報いたいと切に思う。
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