画家・榎並和春 2011/3からHPアドレスが変ります。
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今日は定期検診とついでに仕事の関係で必要な健康診断に出かけた。まぁいつものように血液検査や尿検査を先にやって診断を待つ。もう何年もこんなことを繰り返しているから、今回も特別なことは無いだろうと高をくくっている。
いつものように午前中に診察も終えて、さて健康診断にかからねばと同じ施設内にある健康管理センターに向かった。学校というところは厄介なところで、毎年履歴書と教員免許証と健康診断書を提出させられる。健康診断書は分かるけれど、他の二点は毎年必要なものじゃないだろうと思うけれど、規則だからしかたない。
こんなことでもなければ胸部のレントゲンなど取りゃしないので、まぁいいかなとも思う。というわけで鼻歌交じりで最後のところまで来た。いつもならここで医師の問診があって終了なんだな。ところが今回はここで引っかかった。大体お医者さんは私の腹部の手術の跡を見て「何々」と興味を示す。で病歴を見て「腹部の悪性リンパ腫で胃の全摘」という経緯をみて、まぁ若干真剣なまなざしで観察するわけだ。主治医がいいのはそういったことを全て踏まえて診察してくれるからで、初めての医者にはあまり診てもらいたくない。
今回は肺のレントゲンで引っかかった。実は先日亡くなった知り合いも胃の摘出手術をうけていて、その関係かどうか確かなことはいえないのだけれど、肺炎で亡くなった。身体にメスを入れると免疫力は確かに低下する。私が帯状疱疹になったのも身体の抵抗力、要するに抵抗力が落ちたからで、普段なら押さえ込んであるウィルスが活動を始めるわけだ。
すぐさま主治医に相談してCT撮影となる。とはいっても予約が必要なわけで、2,3時間はかかる。都合よく病理の医師が診断してくれても5時までに終わればいい方だ。下手すれば何日も後になる可能性もあるわけだ。とんとん拍子で話が進んで何とか今日中に診断が出ることになった。こんなことで何日も憂鬱な気持ちは嫌なものだ。
遠い昔の忘れていた嫌な想いを思い出した。人は勝手なもので健康な時は病気だった時のことはほとんど忘れている。あんなに大きな手術をして、痛い思いをしたにもかかわらず、ほとんど忘れてしまっているんだな。
その時にそうだと少しばかり明るい気持ちになったのは、私には守護神(おおいなるもの)がいるのではないかということだな。笑わないで聞いて欲しい。そんな気持ちにはほとんどならないのだけれど、困った時の神頼みと言われても仕方ないけれど、そう思うことでちょっとばかり明るい気持ちになった。実際に小さく合掌しましたよ。まぁそれで何とか心の平静が保てるならそれでもいいじゃないかと思った。
まぁ結果は何も異常ないということで一件落着だったけれど、一時は学校の仕事を誰に代わってもらうか、国画の仕事をだれに代わって貰うか、今年の個展はどうするかなどなど色々考えた。健康であることに慣れてしまってはいかんという戒めだと思う。
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