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画家・榎並和春  2011/3からHPアドレスが変ります。 → http://enami.sakura.ne.jp
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 アフリカの仮面はどきどきするほどの魅力がある。ピカソなどのキュビズムの作家がアフリカの彫刻からヒントを得たことは有名な話だが、高度な科学的な知識をもった頭でっかちな文明国の人間には、この素朴というのか生命の根源からくるような造詣にはまったく太刀打ちできないように思う。

 このあいだ東博で日本の古い土偶展をやっていたけれど、この中にも今の我々が失ってしまった「自然の声に感応する力」みたいなものを感じた。

 これらのものは今の我々の「美しい」という基準では計れないものだ。彼らが「美しいもの」を作ろうとして作ったわけではない、リアルに何かに似せて作ったわけでもない。しかし、全く何の基準もなかったわけではないだろう。そんな是非の基準を知りたいと思う。
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