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画家・榎並和春  2011/3からHPアドレスが変ります。 → http://enami.sakura.ne.jp
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西沢武徳個展
5/1~5/15
画廊・三彩洞
甲府市貢川1-1-12
055-226-8393
 
 30になってすぐに山梨に帰ってきて活動を始めたのだが、絵を描いて何とか生きてゆこうなどという不敵な奴は見当たらなくて、みんな普通に就職して働いていた。それが当たり前のことだが、学校の先生を辞めて帰ってきた人間には少し不満だったかな。

 美術館も出来たばかりで、まだ一般に貸し出して間もない頃で、何とかやる気のある若手に会場を貸し出したいとメンバーを探していたようだ。たまたま彼ら(美大を卒業して帰ってきた連中)と知り合いになって、同じ世代の絵描き志望として、意気投合して新しいグループを立ち上げた。それが「2079MM]というグループ。その後色々あって今のグループ「スクエア」になる。あれからいつの間にやら30年近くなる。

 彼は私より五つほど下かな。学校を卒業も絵を描き続けることは非常に難しくてね。結婚して家庭を持って、子供を作ってなどと考えると、ほとんど無理だな。けれど彼は私に知っている限り就職したことがない。もって生まれたバイタリティで、画塾をやりながら今まで絵を続けている。絵描きであり続けている姿勢は本物だな。
 
 観て分るように野太い、太い筆でぐいぐいと描いて行くスタイルは一貫して変らない。不器用な本物の絵描きだと思う。
 
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7d09bf9f.jpg
 
 昨日のデータをグラフにしました。赤い線が年間に受けてもいいとされる1ミリシーベルト。こやって目で見ると異常な状態がよく分かる。
 
ef3b820d.jpeg
 
チェルノブイリでは
1平方メートルあたりの放射能汚染度が148万ベクレル以上は「強制避難」、
55万5000~148万ベクレルは「強制移住」、
18万5000~55万5000ベクレルは「希望者は移住を認める」、
3万7000~18万5000ベクレルは「放射能管理が必要なエリア」とされてる。

 ところで上の地図では
 赤 300万~3000万ベクレル
 黄 100万~300万ベクレル
 緑  60万~100万ベクレル
 薄青 30万~60万ベクレル

 強制避難の300万ベクレル以上の地域でまだ人がいるのが信じられない、殺人的な放射能です。黄色の飯館村は明らかに強制移住地域でしょう。
 
 上の地図のほとんどが「放射能管理が必要な地域」です。

 大事なことは今ははっきりとすることです。あやふやにすることは長い将来に禍根を残すでしょう。



 

先日の計算式で発表されている五月六日までの積算放射線量というのをアバウトに計算してみました。武田方式で(空間、水、食料、内部被曝で4倍してあります)小数点以下はあまり当てになる数字ではないので、ざっくりと見てもらえればいいと思います。単位はミリシーベルト

岩手県(盛岡市)            0.72
山形県(山形市)            6.2
福島県(福島市)            2.16
茨城県(ひたちなか市) 19.28
栃木県(宇都宮市)         5.16
群馬県(前橋市)            1.88
埼玉県(さいたま市)      5.8
千葉県(市原市)            4.04
東京都(新宿区)            7.32
神奈川県(茅ヶ崎市)    0.52
山梨県(甲府市)           0.68

これ以外の地方は上記の値よりかなり少なめでした。こうやって比べて見ると福島市より茨城県のひたちなか市の値が異常に大きいということが分る。東京はすでにかなりの放射線を浴びていることになる。

 福島県内でも風向きによってかなりの汚染濃度に違いがあって、今更なんだけれどアメリカ政府と共同で調査して公表し始めた。何でアメリカと共同なんだ。
http://www.mext.go.jp/component/a_menu/other/detail/__
icsFiles/afieldfile/2011/05/06/1305820_20110506.pdf


 今更ながら事の重大さがわかる。政府は事が大きくならないように、国民に出来るだけ本当のことを知られないように、細心の注意をはらって小出しにしているけれど、そのうちに色んなところで放射能が検知されて嘘がばれてしまうだろう。

 嘘で隠して何とかなるレベルではない。今までも色んなアクシデントがこの国を襲った。世界的な戦争も二度も体験して、もう二度と戦争などしたくないと多くの国民は願ったんだな。非核三原則などといって特に核には非常に過敏だったね。どこでどう間違ったのか、いつの間にやら堂々とそこここに原発があったんだな。これはようするに「補助金」がらみの「金のなる木」だったんだな。

 この「補助金」というお金が絡んでくると、とたんに人間何も見えなくなってしまうんだよな。背に腹は替えられん」というわけだ。「奇麗事をいってもなぁ、仕事ないし・・」それで全てが通ってしまう。札束で横っ面はるみたいな仕方で、ねじ伏せてくる。お上に逆らう不遜な輩となる。

 このままじゃだめだぞ。このまま言いなりになっておとなしく身を潜めていたんじゃ子々孫々末代までたったって来る。声を上げなきゃだめじゃないかな。自分たちの身は自分たちで守らなきゃ、お上は守ってくれない。

 



 
はる 3608
 「私がここにいる」ということを認めて欲しいと言うことは人一倍強いと思うんだな。ただそれはストレートではない。すごく紆余曲折してかなり分りにくくカムフラージュされてはいる。良く見なければ分らないようには隠されてはいるけれど、けっこう現役でまだギトギトしている面もある。まぁそれが無くなってしまえば、もう何も発表しなくなってしまうだろうとは思う。死ぬまで無くならない、私のもって生まれた業、性だろうな。

 今までやってきたことは間違いではなかった。けれどこれは凄く個人的なことで、個人的な楽しみのレベルであった。例えばそれは一枚のシャツを選ぶことだったり、玄関に一輪の花を飾ることだったり、壁の色やカーテンを変えることことだったりしたわけだ。それはそれで極ささやかな楽しみのレベルでしかなかった。

 ところがいつの間にか、もっと大きな夢や希望や物語を描くべきだといわれてそんな気持ちになって挑戦もしたけれど、やっぱり自分には自分なりの小さな世界を歌った方が合っていたし、楽しい。

 まぁやれるだけやって、行けるとこまでゆくつもりではいる。



 
はる 3607
 色々考えなければならないことがあるのだけれど、どうも原発がらみでみんな思考が留まってしまう。それほどやはりこの事件は大きなことだったんだなとつくづく思う。

 浜岡原発が止まるようになったのはアメリカの意向だということを聞いて、革新的な英断だと評価した自分が情けないと思う。つくづく日本は「外圧」でしか何も決められない「辺境人」だなや。原発を推進したのもアメリカだけれど、止めるのもあちらさんの意向かい、まぁどんな形であれとりあえず止まることは歓迎したいけれどね。恫喝されれば何でも聞いちゃうわけだ。自分の意見というのがないのかい。



 
武田邦彦
http://takedanet.com/2011/05/post_7256.html
 より編集勝手引用(引用自由と明記されている)
「規制値の意味」
都合よく規制値を変えられないために知っておいた方がよい値
**************************
4.  
1年1ミリシーベルト
「1年1ミリ以下なら、放射線に関してなにも考えなくてもよい」というレベルです」
 
1年1ミリシーベルトを被曝すると、1億人で5000人のガン+遺伝性異常が発生すると考えられている.これが世界の専門家のコンセンサスである。
5.  
1年5ミリぐらい(おおよそ)
「最善ではないが、なんとか我慢できる」というレベルでしょう」
 
「管理区域」というのは、私たちが病院に行くと、レントゲン室に放射線のマークが貼ってあるが、それが管理区域である。現在の福島の多くの場所が管理区域以上の放射線の強さであるので、早く表示をしなければならない。
6.  
1年20ミリシーベルト
「かなり危険な領域に入ります」

職業的に放射線を浴びる人の基準である。現実に「20ミリ制限で働いている人」の平均的な被曝量は1年に0.7ミリシーベルトである。従って、今のところ日本では集団として見た場合、「平均的に1年1ミリシーベルト以上の環境に曝されている人はいない」
子供は3倍ぐらい感度が高いので、この職業人の考え方を取れば、
1) 子供と妊婦、近いうちに妊娠希望の女性は7ミリで、
2) 被曝量を測定し、健康診断を受ける、
3) 被曝量が多くなったら、そこから移動する、
という考え方もある。
なお、ICRPが事故時には「1ミリから20ミリ」というのは、「20ミリ被曝しても良い」というのではなく、「事故時でも無限に被曝してはいけない.被曝量は20ミリに制限し、早くその状態を離脱すること」ということである。
7.  
1年50ミリシーベルト
「危険」

職業的な理由で、どうしても大量の被曝を避けることができない場合、1年に50ミリシーベルトまで認められている。しかし、5年間で100ミリシーベルト(1年平均では20ミリシーベルト)という制限があるので、1年に50ミリシーベルト被曝した人は、その他の4年間で調整して、5年間の合計で100ミリシーベルトにしなければならない。

 *「・・・」の部分は他の本人の文章より勝手引用

*************
 昨日の放射線量のベクレルとシーベルトの変換が少し面倒なので、簡単な計算方法を書きましょう。あくまでも個人的に参考にするだけにしてください。

 ヨウ素+セシウム137のベクレル数x2÷100000=おおよそのシーベルト数
(空気、水、食料、体内)で四倍被曝するので
 (おおよそのベクレル数)x4=今までに被曝したシーベルト数
勝手引用
http://gyokuyo.tea-nifty.com/blog/2011/03/post-5647.html より
**********
略・・
結論から言うと、ベクレルの値に「実効線量係数」という値を掛ければベクレルをシーベルトに換算できます。これは放射性物質の種類ごとに異なる値をもつ係数で、たとえばこのページ(http://www.remnet.jp/lecture/b05_01/4_1.html)に一覧表が載っていました。このページの表によると、ヨウ素131(I-131)の実効線量係数は2.2×10の-8乗となっています。言い換えるとベクレルの値に0.000000022をかければシーベルトに、0.000022を掛ければミリシーベルトに、0.022をかければマイクロシーベルトに換算できます。

したがって、1kgあたり24000ベクレルの野菜を100g食べると

   2400ベクレル×0.022=52.8マイクロシーベルト(μSv)
略・・
******************
 昨日の計算はヨウ素もセシウムも同じ係数でやってしまいました。まぁ素人ですからご愛嬌ですが、とりあえず二つ違う係数でやってみましょう。
ヨウ素の係数=2.2x10-5  セシウム137=1.3x10-5 
------------------------------------------
ヨウ素・東京=85000ベクレル/㎡≒1.87ミリシーベルト
セシウム・東京=7000ベクレル/㎡≒0.09ミリロシーベルト
合計・東京=1.96ミリシーベルト
      x4=7.84ミリシーベルト
--------------------
ヨウ素・甲府=8000ベクレル/㎡≒0.18ミリシーベルト
セシウム・甲府=650ベクレル/㎡≒0.008ミリシーベルト
合計・甲府=0.19ミリシーベルト
     x4=0.76ミリシーベルト

------------------
 大差ありませんが、少し両方増えました。上の係数を使ってそれぞれの街の累積放射線量を計算すると、自分が今までどれだけの放射線を浴びたか知ることがおおよそ出来ます。

 一年間の限度線量は
(自然界からの放射線1.5+医療行為などで1+α)=3~3.5ミリシーベルト
α=0.5~1ミリシーベルトです。

 

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