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画家・榎並和春  2011/3からHPアドレスが変ります。 → http://enami.sakura.ne.jp
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はる 3197
 (絵描きになる方法?)質問に答えて
・・・略・・・
 で次は絵描きになる方法ですが、これはなかなか難しいですね。コンクールで上位の賞を取ってデビューという方法もありますが、長くはつづきませんね。一発屋でおわることが多いです。

 これはお客さんをつかんで行かねばなりません。自分の好きな絵だけを描いてゆくというわけには行きません。無論自分の絵を描いてゆくわけですがね。

 地道に個展を開催してゆくというのが、遠回りですが一番の方法だと思います。

 絵描きになるには団体展の会員である必要はないのです。「作家として生きる」という姿勢です。

 絵描きは個展がすべてです。グループ展や団体展は団体戦ですね、確かに楽しくて有意義な仲間なんですが、基本的に絵は個人的なものです。自分の世界、を個展という方法で世の中にアピールする。

 それで、出来るだけたくさんの自分のファン?シンパ?を増やしてゆく。コレクターは真剣に見ています。一年目は眺めるだけ、二年目は声をかけてきます、三年目でやっと小さな一枚を買ってくれるかもしれません。もちろん見てもらえるだけでもありがたい話です。100人に一人買ってくれればいいのです。押し付けは絶対にだめですね。

 画商はもっと真剣です。それが商売だからです。汚い言葉ですが「儲けにならない作家」には話は回ってきません。ですが、多くの画商の中には自分と一緒に成長してゆこうと言ってくれる画商さんが、そうですねそれも100人にひとりくらいですかね、必ずいます。そう信じてやってきました。

 あせってはいけません。自分と意見の合う、パートナーを真剣に探してみてください。これは誰かの紹介とかというのではだめなんです。自分で見つけるひつようがあります。

 まじめに真剣に個展を続けていれば必ず誰かが声をかけてくれます。最初は地元から経費を少なく始めるのが良いでしょう。そうやって10年ぐらいつづけてみてください。必ずいい結果が得られるでしょう。

 ここからは禅問答のようですが、絵だけを売ろうと思うと、媚びた見苦しい絵になります。底が見えて、げんなりしてしまいます。そんな絵はそこら辺にいたるところに転がっています。目的はそこにはありません。大事なことは、本人が楽しみながら、悠々と淡々と生きているか?ということですね。そうすれば必ず共感して見ていてくれる人がいるように思います。
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