忍者ブログ
画家・榎並和春  2011/3からHPアドレスが変ります。 → http://enami.sakura.ne.jp
[595]  [594]  [593]  [592]  [591]  [590]  [589]  [588]  [587]  [586]  [585
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。




 
はる 3193
 胃を全摘出してから今年で丸10年になる。今でこそ何気なく話ができるけれど、まぁわが身にとっては最大の危機ではあった。

 くわしくは書かないけれど、胃がんではない。聞こえは悪いけれど「胃元発祥の悪性リンパ腫」というのが正確な病名である。当時の治療方法は胃の全摘出が最善の方法であった。

 考えてみると少し前から兆候はあった。原因不明の突然の高熱、それも40度近い大人では珍しいくらいの体温だ。寝汗。まぁこれでリンパ腫が読めれば苦労はないのだけれど、それ以外は普通に日常生活できるので、見過ごしてしまう。

 普通に生活していれば、ほとんど気がつかない兆候ではある。私はたまたま胃に潰瘍があったので、人間ドックで生検をとってわかった。何が功を奏するかわからないものだ。

 胃を摘出すると、どんな弊害があるかということを書いておこう。最初は物が詰まる。上手く飲み込めないなど、物理的なことが多い。次に色々あるけれど、一つはビタミン12や鉄、カルシュウムがだんだん不足してくる。よって貧血気味になる。定期に補充する必要がある。

 胃の弁がないので、食べたものが逆流することがある。これも慣れるとだんだん回数が少なくなるけれど、最初の頃はほぼ毎朝みられた。

 免疫力が落ちたように思う。今までかかったことがない炎症で高熱を発祥することが年に一度ぐらいある。まぁこれも最近は少なくなった気がする。

 まぁ5,6年たったころから、後期ダンピング症候群かな、血糖値コントロールが高めになる。元々食べ物が直接腸にはいるので、急激に血糖値が上がる、そのためにインシュリンが出て今度は急激に血糖値が下がるといった乱高下が前期ダンピング症候群の特徴だけれど、私はあまりこの傾向はなかった。

 それゆえに血糖のコントロールに気を使ってはいなかったのだが、ここに来て尿に糖がでてくるようになった。(誰でも血糖値が170を超えると自然に体外に排出されるようだが、普通は170をこえることはないらしい)糖尿病ではないが、症状的には同じことになるので、長い間に色んな不具合がでてくる可能性がある。

 色々と調べて(HbAlcなど)、今のところ一時的なものなので問題はないらしいが、これから年を加えてくるとインシュリンのコントロールが不安定になると気をつけなくてはならない。

 ネットはこういったことは色々な症例が検索されるので非常に便利である。専門的なことがかなりわかる。自分の体は自分で知っておく必要がある。知ってその結果医者に任せるのはいいのだけれど、知らないで医者任せは非常に危険だな。

 
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
無題
そうですか、10年ですか。糖尿には気をつけてください。画家の榎並さんには眼は大切ですから。
飯野 2010/03/21()23:32:09 編集
こんばんは。
そうですね。目をやられるのが一番怖いです。というわけで眼科にも定期に通っています。色々ありますなぁ・・。
はる 2010/03/21()23:39:19 編集
**
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]


(Design by 夜井)