画家・榎並和春 2011/3からHPアドレスが変ります。
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午前中ちょっと野暮用があり、そのまま勝沼のぶどうの丘美術館まで出かけた。同じ県内の美術団体に属して最近はよくご一緒する小口精一さんの個展を見る。この会場はかなり広くて150号などというばかでかい絵も何点か飾ることができる。もう少し交通の便がよければ利用する作家も多いかもしれないな。
小口さんの個展は残念ながら今日が最終日で、インフォメーションしてもあまり意味がないのでやめておきます。一ヶ月という長期の展覧会でお疲れになったでしょう。ご苦労様でした。
午後からは自分の絵の額装にかかる。まだもう少し描きたい絵もあるのだが、小品はほとんど仕上がっている。最近の私が使っている額は後ろからネジでちめるタイプなので、これがけっこう手間取る。慣れないと失敗する可能性も高い。単純な作業なので根気さえあればやがては終わる。こんな仕事ばかりなら楽ではある。
ここのところ、神戸に帰省していたときも含めて、司馬遼太郎の「坂の上の雲」を読んでいる。この作品を映像化するのを最後まで許可しなかったそうだが、そうかなり淡々と当時の戦争についてかかれている。読み方によれば右翼が喜びそうなことも書かれているので、ちょうちょしたのかもしれない。
面白いというのか興味を持ったのは、当時の軍閥のトップの山県にしても海軍の東郷、陸軍の乃木にしても薩長から出ているわけで、それ以外はほとんど外様大名みたいなもので軍の大事な要職にはつけないようになっている。それが軍という戦争屋でさえそうなのであるから、あとは推して知るべし。誰が適任で能力があるからという人事ではなく、トップが薩摩なら参謀は長州にするといった、根回しというのかまさに官僚的な割り振り方をするわけだ。学閥、門閥、地域閥などなど、この閥というやつは、どこにでもはびこって集団そのものをだめにしてしまう。
さてまた明日。
小口さんの個展は残念ながら今日が最終日で、インフォメーションしてもあまり意味がないのでやめておきます。一ヶ月という長期の展覧会でお疲れになったでしょう。ご苦労様でした。
午後からは自分の絵の額装にかかる。まだもう少し描きたい絵もあるのだが、小品はほとんど仕上がっている。最近の私が使っている額は後ろからネジでちめるタイプなので、これがけっこう手間取る。慣れないと失敗する可能性も高い。単純な作業なので根気さえあればやがては終わる。こんな仕事ばかりなら楽ではある。
ここのところ、神戸に帰省していたときも含めて、司馬遼太郎の「坂の上の雲」を読んでいる。この作品を映像化するのを最後まで許可しなかったそうだが、そうかなり淡々と当時の戦争についてかかれている。読み方によれば右翼が喜びそうなことも書かれているので、ちょうちょしたのかもしれない。
面白いというのか興味を持ったのは、当時の軍閥のトップの山県にしても海軍の東郷、陸軍の乃木にしても薩長から出ているわけで、それ以外はほとんど外様大名みたいなもので軍の大事な要職にはつけないようになっている。それが軍という戦争屋でさえそうなのであるから、あとは推して知るべし。誰が適任で能力があるからという人事ではなく、トップが薩摩なら参謀は長州にするといった、根回しというのかまさに官僚的な割り振り方をするわけだ。学閥、門閥、地域閥などなど、この閥というやつは、どこにでもはびこって集団そのものをだめにしてしまう。
さてまた明日。
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