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画家・榎並和春  2011/3からHPアドレスが変ります。 → http://enami.sakura.ne.jp
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 はる 3459
 今日は冷たい雨が朝から降ってる。にもかかわらず今日は野暮用で車で松本まで出掛ける。途中松本市内はみぞれになったので、用事が済み次第あたふたと帰路についた。雪になると非常にやっかいなことになるのでね。よって何も見ず聞かず話さずただの運転手に徹する。無事家に着いたらくたびれてコタツで寝てしまった。そんな一日もある。

 日曜日は恒例のクロッキー会だった。今年はわりとまめに出席できた。用事がない限り必ず出席するようにしている。この会ももう20年ぐらいやっているのじゃないだろうか。市内じゃ草分け的な存在になった。創立メンバーは二人だけになった。最初は会場も色んな場所をジプシーのように転々としていた。いまではほとんど同じ会場がとれる。営利目的ではなく、有志が会費を出して運営しているので料金が安く済んでいるのが長く続いている理由かもしれない。

 人物を描くのは面白い。何年やってもうまくならないから続けられるのではないかな。デッサンの上手い人は最初っから上手い。特に訓練したわけでもないのに天才的に上手い人がいる。とても適わないな。けれど上手い人はすぐに飽きて描かなくなってしまうんだな。それで下手な人が残ると言うわけだ。いまさら人物がうまく描きたいというのも奇妙な話かもしれないが、手前味噌だが下手な人が長くやることで身につけた(技術)線というのはこれはこれで魅力があるんだな。兎と亀ではないが結局は愚図でのろまで長く続けたほうが勝ちというわけだ。
 
 自分が描いている絵とこのクロッキーはほとんど関係ないようにおもうけれどどうなんだろう。多少関係しているのだろうか。物を見えたように再現しているわけでもないし、頭うかんだ空想を表現しているわけでもない。漫画家や挿絵やイラストレーターのように物が説明できる絵がかけるわけでもない。

 私の絵は外見は絵のように見える。けれど、普通の意味の絵ではない気がするな。うまく説明できないけれど。よくわからん。
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