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画家・榎並和春  2011/3からHPアドレスが変ります。 → http://enami.sakura.ne.jp
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 人は長生きし過ぎたのかもしれないな。普通生物は子供が巣立ったら自らの寿命は尽きる。DNAを無事に運んだわけだから生物として一応の義務を果たしたというわけだ。ところが人類は子供がひとり立ちしても尚長く生きている。ある意味子供の足を引っ張る可能性も大いにあるわけだ。親の世代が子供世代に負担をかける生物など他にいないのではなかろうか。

 私自身がもう孫がいてもおかしくない年齢になってきた。この先のことを考えるとまぁ安穏とはしていられないのだけれど、さてさて、こればっかりはどうしようもない。どういう結末が待っているのか、楽しみでもあり、恐ろしくもある。だからあまり考えないことにしてきた。

 絵のテーマとしてそんなことがちらりと浮かんだ。終末医療というのは違うのかもしれないけれど、いずれ自分たちが面と向って対峙しなければならない問題だな。今はまだ頭でっかちで考えているだけだけれど、一度は死病と対峙した経験はあるのだけれど、この老という問題は初めてのことだ。どうやって付き合ってゆけばいいのか皆目見当がつかない。

 今回そんなことを考えながら作品にしてみたけれど、どうもまだまだ消化不良で上手くはいかない。そうやって周りを眺めてみてもあまりそういったテーマで絵を描いている人もいない。不特定多数の幸せな風景や情景は「「ラブ&ピース」のようなもので絵にしやすいのだけれど、こういった深刻な話は一般化しにくいのかもしれないな。

 どうも眠くて話がピーマンになってきた。またそのうちに。おやすみなさい。
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無題
誰でも自分の「老い」というのは初体験でして、初体験というモノは何事も心ときめくものではあります。もっと「老人力」をつけたいなと考えております。
飯野 2010/10/14()14:06:58 編集
無題
 コメントありがとうございました。
 そうですね。青春は一度きりとはよく聞きますが、実は中年も熟年も老年も一度きりなんですね。わが身にとっては・・。美しい十代ではありませんがね。
はる 2010/10/14()21:56:41 編集
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