画家・榎並和春 2011/3からHPアドレスが変ります。
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はる 2925
Tさんへのメール
最近「スローフード」の山梨支部の立ち上げに少しばかりかかわりを持ちました。普通スローフードと言えば「食」だけの話になりがちですが、スローライフ・「ゆっくり生きる」というふうに解釈すれば一種の生き方の哲学ということになって、それならば賛同できるということでかかわりをもった訳です。
ご存知のように「スローフード」はアメリカ発の「ファーストフード」のアンチとして登場したわけですけれど、ゆっくり食べる、すなわちゆっくり味わいなが人生を楽しむという、まことにイタリア発祥らしい考え方ですね。安い、速い、便利が全て良いわけではないぞということだと思います。
例えば「余暇」といえば「暇な時間、暇つぶし」的な発想をしがちですね。しかし本当にレクレーションということを考えれば「クリエイトの再生」でなければならないわけで、単に「暇つぶし」的な発想では再生まではいかないように思う。我々はどうも貧しい時代が長かったもので、「暇は悪」といった考え方をしがちだ。「いそがしい」ということが「ひまがない」ということがとりもなおさず「いいこと」となるように育てられた。
一億総中流意識と言われて久しいけれどまだまだこの「余暇」の使い方が下手くそだな。この「余暇」の考え方がこれからの生き方に大切なコンセプトになるように思うな。仕事は仕事で大切な時間なんだけれど、それと同じかそれ以上に「自分の時間」余暇を上手く使えるかどうかがその人の人生の充実度に関わってくるように思う。文化というのはそういった「自由な自分の時間」と密接に関わってくるので「スローライフ」という生き方に賛同するわけだ。
結局「自由な自分の時間」を使って何をするか?といえば、ごろごろと寝転がって休んでいてもいいわけだけど、もっと積極的に考えると「自分の心の中を探索する」時間と考えると本を読んだり、音楽を聴いたり、絵を描いたりすることがその手助けとなる。趣味というのは「暇つぶし」ではない。もっと積極的な時間の使い方なんだな。そこのところがまだ充分に教育されていないように思うなぁ。
「スローフード協会」はNPOなので営利目的では使えないけれど、若い彼らは地域密着型の農家と連絡を取り合って、直接的な農産物はもちろんワインなどの二次的な産物も関係して、顔の見える生産者と都心の利用者の仲介的な仕事をしてゆくらしい。地産地消がいまスローガンとして注目されていますが、実際に仕事としてどこまでやってゆけるのか未知数ですが、山梨が経済的にこれだけ落ち込んでいるいま、彼らの活動が起爆剤となって注目されれば面白いなぁとおもいます。
Tさんへのメール
最近「スローフード」の山梨支部の立ち上げに少しばかりかかわりを持ちました。普通スローフードと言えば「食」だけの話になりがちですが、スローライフ・「ゆっくり生きる」というふうに解釈すれば一種の生き方の哲学ということになって、それならば賛同できるということでかかわりをもった訳です。
ご存知のように「スローフード」はアメリカ発の「ファーストフード」のアンチとして登場したわけですけれど、ゆっくり食べる、すなわちゆっくり味わいなが人生を楽しむという、まことにイタリア発祥らしい考え方ですね。安い、速い、便利が全て良いわけではないぞということだと思います。
例えば「余暇」といえば「暇な時間、暇つぶし」的な発想をしがちですね。しかし本当にレクレーションということを考えれば「クリエイトの再生」でなければならないわけで、単に「暇つぶし」的な発想では再生まではいかないように思う。我々はどうも貧しい時代が長かったもので、「暇は悪」といった考え方をしがちだ。「いそがしい」ということが「ひまがない」ということがとりもなおさず「いいこと」となるように育てられた。
一億総中流意識と言われて久しいけれどまだまだこの「余暇」の使い方が下手くそだな。この「余暇」の考え方がこれからの生き方に大切なコンセプトになるように思うな。仕事は仕事で大切な時間なんだけれど、それと同じかそれ以上に「自分の時間」余暇を上手く使えるかどうかがその人の人生の充実度に関わってくるように思う。文化というのはそういった「自由な自分の時間」と密接に関わってくるので「スローライフ」という生き方に賛同するわけだ。
結局「自由な自分の時間」を使って何をするか?といえば、ごろごろと寝転がって休んでいてもいいわけだけど、もっと積極的に考えると「自分の心の中を探索する」時間と考えると本を読んだり、音楽を聴いたり、絵を描いたりすることがその手助けとなる。趣味というのは「暇つぶし」ではない。もっと積極的な時間の使い方なんだな。そこのところがまだ充分に教育されていないように思うなぁ。
「スローフード協会」はNPOなので営利目的では使えないけれど、若い彼らは地域密着型の農家と連絡を取り合って、直接的な農産物はもちろんワインなどの二次的な産物も関係して、顔の見える生産者と都心の利用者の仲介的な仕事をしてゆくらしい。地産地消がいまスローガンとして注目されていますが、実際に仕事としてどこまでやってゆけるのか未知数ですが、山梨が経済的にこれだけ落ち込んでいるいま、彼らの活動が起爆剤となって注目されれば面白いなぁとおもいます。
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