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画家・榎並和春  2011/3からHPアドレスが変ります。 → http://enami.sakura.ne.jp
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西風やむ。
http://www.witheyesclosed.net/post/4169481471/dwd0329#

 昨日は野暮用でお江戸にいきました。どことなく各駅も暗く、エスカレータもほぼ半分くらいが止まっていて、非常事態なんだなぁと感じさせられました。田舎に住んでいてもお江戸に出ればいつも活気に満ちていて、いつもたまには都会もいいものだと思うのだけれど、今回は少し違ったな・・。

 すごく皮肉な話なんだけれど、世界で唯一の被爆国で原子力とか原発などにかなりのアレルギーがあって、昔は原子力の潜水艦などが国内の港に入港するのさえ反対運動していた。あれは一体何のまじないだったのだろう。いつの間にかそんなことはお構いなしに原発がどこどこできていた。我々の悪い癖で、のど元すぎればあっという間に風化してしまって、深く追求することを怠ってしまう。それをあくまでも阻止しなかった我々全員の責任でもある。

 確かに東電や安全委員会の責任は大きいけれど、魔女裁判のように彼らだけをつるし上げてもあまり意味はない。そうやって責任転化することで、また同じ事を繰り返してしまうのだ。それに、彼らが全ての責任が取れるわけでもない。一民間企業が責任とれることではない。あまりにも犠牲が大きすぎる。それを許してしまった我々の責任でもある。

 むかし、軍部が少しずつすこしずつ台頭してきて、太平洋戦争に巻き込まれていった。それに気がついて止めようとした人もいたんだろうけれど、大方の世論というのか流れは戦争も致し方なしという方向になっていったのではないかな。後からなら何とでも言える、そういった流れの中でもはっきり「反対」を言える教育を我々はしてこなかった。またも同じような失敗をしてしまったのではないかな。これはある意味で二度目の敗戦だ。

 大きく価値が変換されるだろう。今まで超エリートでキャリア組みで、サラリーマンなら最高のポジションを取って来た人たちのなんと無残な、無能な、恥ずかしい姿か。こういった人たちが偉そうに国や政治を動かしていたんだな。これもまた昔の軍部と良く似ているなぁ。
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