忍者ブログ
画家・榎並和春  2011/3からHPアドレスが変ります。 → http://enami.sakura.ne.jp
[249]  [245]  [244]  [243]  [242]  [241]  [240]  [239]  [238]  [237]  [236
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。




 
 昨日かな何気に新聞を読んでいたら気になる記事が目についた。こういったものも普段自分が気にしていなければ素通りしてしまうのだが、たまたまというのか今気になっていることと関係があったりすると文字が飛び込んでくるわけだ。普段は見ていても観えず、聞いても聴こえずということだな。

 かの国の除草剤の話。もともと除草剤はベトナム戦争の悪魔の忘れ形見なんだけれど、当時のベトコンのジャングルでのゲリラ戦に往生していた某軍がなんとかジャングルを裸にしたい、それにはジャングルを枯らしてしまえと世に言う「枯葉剤」を飛行機からジャングルに散布した。その後の話は色々あるな。それが元で人間に限らず、奇形の動植物が天から降って沸いたように発生した。それにも関わらずかの国は謝りもしなかった。鬼畜とはだれのことだろう。

 今日の本題はそれではない。その後、枯葉剤は除草剤と名前を変えてどこのホームセンターでも売られている。もちろん何倍も薄められて毒性は枯葉剤の比ではないだろうけれど、それでも何度も何度も繰り返して使えばどうなんだろうか。だれがそのことを知っているのか責任はとれるのか?疑問に思う。またまた横道にそれた。

 で、新聞の話にもどる。遺伝仕組み替えで除草剤に強い植物を作って、実際に今アメリカの農業はそういった植物を農業生産物として作っているそうだ。そういったことならかたちは違うけれど、遺伝子組み替えで芽が出ないようにした馬鈴薯とか虫のつかない大豆とかは聞いたことが有る。

 除草剤に強い遺伝し組替え植物が何故必要かといえば、そういった畑に除草剤を撒けば雑草だけが枯れて必要な植物だけが残るということになる。なるほど、そうかと思うだろう。頭いい。

 ところがどっこい、敵もさるものひっかくもの、除草剤に耐性をもった植物が出てくるそうだ。そりゃそうだろう。ダーウィンを持ち出すまでも無く、進化とは強いものが生き残るわけではない、弱くていつも変化していそういったものが生き残るのだ。

 今回のインフルエンザ騒ぎでも感じたことなんだけれど、ウィルスなどというものは何か他の細胞を媒体として常に変化して、形を変えて生き残って我々を攻撃してくる。そりゃそうだ。彼らにとっては生死をかけた生き残り戦略なのだから、半端なものではない。人類はそうやっていままでも生き残って来たわけで、ウィルスとの戦いは今に始まったことではない。まぁもっと冷静にといいたい。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
**
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]


(Design by 夜井)