忍者ブログ
画家・榎並和春  2011/3からHPアドレスが変ります。 → http://enami.sakura.ne.jp
[442]  [441]  [440]  [439]  [438]  [437]  [436]  [435]  [434]  [433]  [432
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。





個展の準備ほぼ完了
はる 3064
 「邂逅の森」熊谷達也
 なかなか面白かった。かなり厚い文庫本だったけれど、東京往復の電車のなかでほとんど夢中で読んでしまった。以下は気になった個所
 ・・人間の欲というものは、やっかいなもんでな。欲を消せば抗うこともしなくなる。・・・山の獣は、人間の欲望で獲るものではなく、山の神様から授けられるものだ・・

 ・・山の神様といっても、明確な姿形をもっているわけではない。・・その場その時によっていかようにも姿形を変えるのが、山の神様の本質である・・・・ある時は動物に姿を変え、またある時は木々や森となり、風にも雲にも変化する。ありとあらゆる空間に偏在しつつ、その時のマタギにとって最も分かりやすい姿になって助けてくれるのが、山の神様の実体である。・・

 ・・山の神様に守ってもらうには、人間の性である欲深さを封じ込め、意識や感覚を出来うる限り獣の領域まで近づけなくてはならない。・・

 話を変えて
 昨日は野暮用で東京にでる。そのついでに三箇所ほど個展会場を覗いた。一つは来年早々にお世話になる銀座松屋デパートの画廊。私と同じキュレータ(企画屋さん)の企画で、盛岡在住の版画家兼ギタリストである大場冨生の個展をやっていた。作家が在廊されていてリクエストしたら気軽に応じて「黒いオルフェ」を演奏してしてくれた。感激!いずれまたどこかでお会いしましょうと約束して次の会場へ。

 もう一つはネットでどこで見つけたのかはっきりは憶えていないのだけれど、退職されてから精力的に個展を開催されている作家の個展を見た。アクリル、ペンキ?と紙などをコラージュした作品で古いヨーロッパの石壁とか化石の動物や人物、花のようなものが、所狭しと展示されていて作者のエネルギーが感じられて面白かった。ただこれは誰にでもいえることなんだが、「どうだ俺を見てみてみろ」という声が大き過ぎて、本来の絵のよさである慎ましやかな内なる声が聞きつらい気がした。自戒をこめて。

 
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
**
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]


(Design by 夜井)