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画家・榎並和春  2011/3からHPアドレスが変ります。 → http://enami.sakura.ne.jp
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 どうも風邪が今ひとつ抜けきらないでいる。夏風邪は治りにくいらしい。

 たまに伺うブログにこんなことが書かれていた。
「吉川春水 昨日今日明日」
http://kikkawaharumi.blog68.fc2.com/blog-entry-1184.html
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「・・昨年9月から我が家の屋上に取り付けた太陽光発電が稼働を始めました。床面積80平米弱の家の屋根だから広さは大したことありませんが、天気の良い日は順調に発電を続けてくれています。

おかげさまで請求書ベースで言えば、5,6,7月の3カ月間の電気代、ガス代の払込合計金額が23,413円。それに対して東電に余剰電力を売った金額合計が31,920円。差引8,507円のプラスが出ました。

太陽光発電設備一式の導入コストはかなりの金額でしたが、政府、都、区からの補助金分を差し引くと、10数年後には導入コストが回収できそうな勢いです。

・・略・・

原発を続けるか否かが問題になっていますが、原発にかかるコストを太陽光発電の補助金にし、今後新しく建てる個人住宅、集合住宅、ビル、工場には太陽光発電装置をつけることを促進すれば、今後の電力事情が随分と変わるのではないでしょうか?」
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 彼女のブログを読んでいると女性が一人で仕事しながら堂々と生きている様子がうかがわれ頼もしく思われます。まぁそのことは差し置いて、とても理系の女性とも思われないのですが(もし違っていたら失礼)自宅の屋根に太陽光発電を施設したようだ。

 その結果5,6,7月は余剰電力を売ったらプラスになったと書かれている。このことは革命的なことだな。まぁ色々な条件があるから一概にはいえないのだけれど、どこかの電力会社が夏場は電力が不足するから計画停電だとか、そのためには原発がぜひとも必要だとかのたまっていたけれど、単純に考えて各戸がそれぞれに太陽光発電にすれば反対に夏場は電力が余るのではないか。

 単純に考えて電力会社も一民間企業であるから、利益が全てに優先するわけだ。だから兎に角出来るだけ多くの人に無駄遣いしてもらったほうが企業としてはありがたいわけだな。節電を本気になってやれば自分たちの首を絞めるわけで、普通に考えてそんな事は企業の理念に反する。

 だから政府と一体になって国策という大義名分で原発を推し進めるわけだ。我々はどうも国策と言う言葉に弱いところがある。水戸黄門の印籠のようなものか、多くの人を思考停止状態にする。「国策」と言う言葉は戦前の「お国のため」と同義語で、まぁお国のためなら少々の犠牲は目をつぶるかとなってしまう。

 まぁこれが今までの大きな間違いのプロローグだな。何回も書くけれど、これは戦前に日本が戦争へと進んでいった過程とそっくりだ。一部の人間が国策の名の下に戦争へと駆り立てたのではない。それを知っていながら薄々分っていながら止めようとしなかった多くのその他大勢がいたということだ。積極的にすすめはしなかったけれど、進んで反対しなければ同意したとされても仕方ないのだな。このことでまたもや我々は判断をあやまってしまった。

 良く考えて、賛成、反対の声をあげることだ。意見をいうことだ。黙っていてはいいように利用される。そのことはどうしても伝えておかなくてはいけない。
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