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画家・榎並和春  2011/3からHPアドレスが変ります。 → http://enami.sakura.ne.jp
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 「若く見える」と言うのが多くの場合褒め言葉になるらしい。それは「若い」と言われると何だか得したような気持ちにさせてくれるからかもしれない。私などは反対に早く年寄りになりたかったと言えば、ちょっと違うけれど外れてはいない。負け惜しみじゃなく、年を取ることは嫌ではないなぁ・・。どんな風な衰え方をしてゆくのだろう?ぼけてゆくのだろう?それをどんな風に表現してゆくのか、なかなか興味深い。

 私が髭を生やし始めたのはもうずいぶん前のことで、二十歳過ぎにははやしていたように思う。決して毛深い方ではなかったから、何となくぼそぼそとした貧弱な口ひげを生やしていた。あまり考えたこともなかったのだけれど、ひょっとすると髭を生やすのは若く見られたくないという願望なのかもしれないな。確かに髭を生やすと一つか二つ、へたすれば十歳もふけて見られる。

 だからかもしれないが、昔からふけて見られた。最近は髭も真っ白になって、どこから見てももう立派な爺様で、やっと実年齢と見かけが一致してきたのかもしれない。

 年を重ねることは経験を重ねることだ。それでも「老い」という経験は誰しも初めてのことなんだな。いまだかつて老いを経験した若い人などいないわけだからね。どんな老い先があるのか実に興味深いのだけれど、皆さんはどうなんだろう。

 
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無題
昔、「MASH」という映画で、「おい起きろ。今日は残りの人生の最初の日だ。」というセリフがありました。うまいこと言うなあと感心しました。歳をとるのは結構面白いことだなと思います。
飯野 2011/04/03()23:36:19 編集
無題
 なるほど、面白いですね。多くの人が「若いまま」でいたいと思うことが、不思議でなりません。私にとって「若かった」時はそれなりに楽しかったけれど、同じくらいつらいことがありました。
 結局今も同じですね。楽しいことと同じだけつらいことがあるのでしょうね。
はる 2011/04/04()22:01:48 編集
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