忍者ブログ
画家・榎並和春  2011/3からHPアドレスが変ります。 → http://enami.sakura.ne.jp
[768]  [767]  [766]  [765]  [764]  [763]  [762]  [761]  [760]  [759]  [758
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。




 
 昨日は久しぶりのクロッキーだった。二ヶ月個展とぶつかったりして参加できなかった。最初に絵を描く仲間と申し合わせてクロッキーの会を立ち上げた。こんな田舎だと地元のモデルというのが難しい。すぐに身元がバレてよからぬうわさになってしまうだろう。

 幸い東京が近いこともあって交通費込みでお願いすると、けっこうそういった需要もあるらしくて、モデルさんたちにとっても出張の手当てがちょっとついて、それに小旅行の気分も味わえて人気があるらしい。今まで断られたことはない。もう15年ぐらい続いているのではないだろうか。純粋に営利ではないこういった研究会は珍しいのではないだろうかね。

 設立会員は私とあと一人になってしまったが、二人とも本画のほうは全く違う絵を描いているけれど、お互い基本的に描くことが好きなんだと思う。なんだろうなぁ、結局少しでも上手くなりたいと気持ちがあるから続いているのではないだろうか。これでいいやと思えないからやり続けるのでしょうね。

 クロッキーの面白さは線だと思うな。慣れないとどうしてもずるずると同じような緊張感のない線を引いてしまう。一本の線にはいつも言うのだけれど、この線でなければならない、ここでなければならない場所というのがある。まぁ描いている時にはほとんど何も考えていないのだけれど、醍醐味は一発で決まった時だな。これがなかなか気持ちがいいものだ。

 日本人は欧米人に比べて線の意識が高いと思う。それは今なら漫画とかアニメとかが世界規模で認められていることで証明される。昔は浮世絵などの版画だったけれどね。まぁそれの延長上にあるとは思うのだけれどね。

 それと少し話は違うのだけれど面白いことを聞いた。どこだったか忘れたのだけれど。日本語の表示が漢字交じりの表意文字だから絵と文字が同じ脳の分野で認識されるから、欧米人の表音文字と違って左右の分野が混乱せずにスムースに物語と溶け込むというようなことを言っていた。こじ付けかも知れないがなかなか説得力がある。今は3Dが主流になりつつあるけれど、我々日本人には目新しさはあるけれど、特に必要ないのじゃないかなどと思うな。

 線と立体の話はまた続きを書こう。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
無題
なんだかこれ、修道院みたいな感じですね。
飯野 2010/08/23()22:01:04 編集
無題
 そうそう、猫町のDMつきました。けっこうやる気で遊んでますね。それにしても、毎日暑いですね。熱中症にならないようにしてくださいな。
はる 2010/08/23()22:42:59 編集
**
ブログ内検索
忍者ブログ [PR]


(Design by 夜井)