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画家・榎並和春  2011/3からHPアドレスが変ります。 → http://enami.sakura.ne.jp
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はる 2771
 デパートが大衆の憧れの場所だった時期はもう終わりかもしれない。郊外型の大型のショッピングセンターは地方に行けば今でも主流でますます大型化して、大駐車場を完備して地元の商店街を閑古鳥の鳴くシャッター街にしながら増え続けている。

 昔ながらの繁華街の店主は、老いぼれて新しく事業を起こすつもりもない。年金もらって暮らす、最後の締めくくりに向かっている。二世三世はすでにサラリーマンになっているか、どこか他の郊外に住んでいて、街中の事には権利以外に興味はない。無論新しく商売を始める元気もやる気もない。かくして街中は寂れる一方だ。

 私の住んでいる町にも昔ながらの老舗の百貨店が一つある。県内ではここが唯一のデパートで贈り物にはここの包装紙が有効らしい。ところがまぁどこでもそうかもしれないが、どこか田舎くさい鄙びた感じはいなめない。若い人は東京に出て買い物をする。そのほうがはるかに楽しいからなぁ。地元で買い物をするメリットというのか意義がまるでない。

 街は地元の人が楽しく集うところであればいいと思う。買い物をしてもそれを着て歩く場所がなければ面白くないし、何よりも観客が欲しい。小さな一本の通りでいいと思う。車を通行禁止にして、お客は町を散策するためにやってくる。オシャレなお店があってウィンドウショッピングできてカフェがあり、居酒屋がある。花屋があったり、骨董屋やギャラリーなど専門店があり映画館がある、夜になってもそこだけは人が集まって灯りが消えない。

 街をもう一度人の集まる魅力のある場にしなければならないと思う。観光客相手に商売をしようというのではなく、自分たち住んでいる大人が二度三度いきたい、楽しかったという街にしなければ、街は活性化しないように思うな。そのためには家でDVDを寝転んで観るよりも映画館で観たほうが楽しかった、良かったと思えるような演出が欲しい。街に出てもファミレスかコンビにかスタバしかないような寂しい街にはでかけたくないものなぁ。

 明日搬入です。午後から出かけます。お時間があれば是非どうぞ。
2009 1/21(水)~1/27(火)
 第47回・榎並和春個展・大阪展2
 
 「いつかきたところ」
 阪急百貨店梅田本店・F9美術画廊Ⅱ
大阪府大阪市北区角田町8番7号
TEL (06)6361-1381
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