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画家・榎並和春  2011/3からHPアドレスが変ります。 → http://enami.sakura.ne.jp
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はる 3602
 3/15に大量の放射能をおびたチリが関東近辺に多量に降り注いだ。この事故があって知ったことなんだけれど、こういった事故は最初の二三日が大事でそのときに何倍もの放射能のチリがでる。その後落ち着いてしまえばその頃の十分の一になるそうだ。それに対する準備もしないで、想定外と言い逃れすることは全く政府と東電の怠慢というのか、許せない行為なんだけれど、今更過去のデーターを発表されても、もう取り返しがつかない。確かにパニックになったかもしれないが、台風情報のように知っていて行動するのと、知らないでうろうろするのでは明らかに違いがあるだろう。
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 注(自分の参考として計算したもので確かのものではない)

 今ここに(5/2)までの放射能物質の積算量が発表されている。面倒なので放射性ヨウ素とセシュウム(137+134)をプラスしたものをざっくりと書くと
東京=91933ベクレル/㎡≒1.8ミリシーベルト
甲府=8652ベクレル/㎡≒0.17ミリシーベルト

 武田方式で被曝は(空気、食料、水、体内)から被曝するので四倍すると
東京=7.2ミリシーベルト
甲府=0.68ミリシーベルト

 一般の大人が普通に日本で生活していて受ける放射線量の限度
(自然界1・5+医療など1+α)=3~3.5ミリシーベルト/年
だからα=0.5~1ミリシーベルト/年(世界基準)

 東京は既に7倍近い放射線を浴びていることになる。甲府は今のところセーフ。弱くなったとはいえこれからも浴び続けるということになると、限度を越えるかもしれない。


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放射能降下量
https://spreadsheets.google.com/spreadsheet/pub?hl
=en&key=0AjgQ0pwrXV8YdGJORHAzdi
1qMlFldUMwRkl4V3VfN0E&hl=en&gid=0


放射性物質の月別推移

http://i.imgur.com/H2OJc.jpg

全国放射線量マップ
http://atmc.jp/

武田邦彦
http://takedanet.com/
 
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はる 3601
 昨日FMでタンゴの特集をしていた。知らなかったのだがタンゴというのは元々アルゼンチンなどにあった音楽ではないのだな。ジャズと同じようにスペインのフォルクローレがクラッシクと結合してできた新しい音楽だったんだな。知らなかった。ブラジルのサンバとジャズが結合してボサノバになったのとこれもまた似ている。それにしても基本はラテン音楽ということはルーツはアフリカということになる。

 ピアソラのリベルタンゴを始めて聞いたのはヨーヨーマのCMだったかな。それとも彼がピアソラのタンゴを引っさげて世界中をまわっていたそのコンサートを見たののかもしれない。何とも不思議な音楽で弦楽器を打楽器のように使ってリズムを刻んだり、情感があふれるようなワクワクさせられる。音楽はいい、一時でも幸せな気持ちにさせてくれる。

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 明日明後日(5,6)は東日本を中心に日本全体が放射能の影響を受ける。外出は控えたほうがいいだろう。
http://www.dwd.de/wundk/spezial/Sonderbericht_loop.gif
 

 



仮「日々礼賛」F20
はる 3600
 おぉ・・3600カウントだ。このままで行けば来年の夏ごろに4000カウントになるだろう。単に通過点だけれど、カウントというのは日々一つずつ増えてゆくわけで、今日もまた一日無為に過ごしてしまったという反省にはなる。

 日々というのは兎に角つかみ所がない。ゴロゴロ寝て暮らしても一日は過ぎてゆくし、一生懸命努力しても結果は目に見えない遠いとことにある。だからすぐに結果が欲しい人にはまどろっこしくて、あんちょこに手を出してしまう。でもねぇ、あんちょこに手に入るものはすぐに消えてしまう。結局日々の積み重ねでしか本物は手に入らないということかな。

 「日々礼賛」などという言葉があるのかどうかしらないけれど、上の絵のタイトルにしようかと思っている。

 保安委員がやっと放射能の風向きによる分散予想をHPにアップした。
http://www.nsc.go.jp/mext_speedi/past.html
今頃になって実はこんなのがありましたと発表しても今更遅過ぎるんだよな。何を考えて今頃のこのこ出しているんだろう。日本の役人は「役に立たない人」の略かもしれない。既にドイツの予想がネット上に大っぴらになっているので、知っていることではあるけれど、隠していたということに罪がある。

 まだまだ重大なことを隠しているのじゃないかと勘ぐられるわけだ。実は今一番気になることは海への汚染だな。これがどうなっているのか詳しいことはどこにも発表されていない。これほどの高濃度の汚染水をいまだかつて垂れ流したことがないので、はっきり言ってどういったことになるのか予想がつかないということじゃないかな。恐ろしくて発表できないのかもしれない。

 我々日本人は海と共に生きてきた民族だ。生の魚や、海産物を何の疑いもなく摂取してきた。海があれば生きてゆけるというのが我々のDNAに入っているのではないかな。これを失うことは自分たちの最も根本であるところの拠り所を失うことになるのではないかな。

 二酸化炭素がどうのこうの、エネルギーがどうのこうの、経済がどうのこうの、色々あるけれど、一番問題にしなければならないのは我々は「空と海と大地」を汚してしまった。この国土に何年も人が立ち入りできないような、営々と何代もそこに住んで生きてきた人々を立ち退かなくてはならないようにしてしまった。そのことの意味はとてつもなく大きい。仮にもそれを許してしまった、具体的に反対してこなかった我々に責任の一端はある。

 アメリカはいつも戦争している。好戦的な国だ。日本は早くアメリカから独立しなければやばいことになりそうな気がする。

 


 
 つらいけれど今観ておかなくてはならない。削除される可能性が大きい。
藤原新也より
http://www.fujiwarashinya.com/talk/index.php

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チェルノブイリ10年後のNHK特番より

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染 1-4
http://takedanet.com/

チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染 2-4
http://takedanet.com/


チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染 3-4
http://takedanet.com/


チェルノブイリ原発事故・終わりなき人体汚染 4-4
http://takedanet.com/

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汚された大地で ~チェルノブイリ 20年後の真実~1_5.avi
http://www.youtube.com/watch?v=PHeq8TfSRBM&feature=related



 
 かれこれ一ヶ月以上原発のことばかり書いているかな。それほどこの事故は大きな出来事だったのではないか。地震や津波だけなら、どんなに大きな災害であったとしてもそんなにはショックはないだろう。確かに驚きはするけれど、ありえないことではないからね。でもこの原発は明らかに備え不足による人災だろう。日本という国は技術立国で、勤勉でクリーンで色んなことで世界に冠たる国だと思っていたことが、いとも簡単にひっくり返ってしまったことが、驚きでショックなんだな。ありえないお粗末さだわな。

 それもねぇ、日本が一番率先して気にしなくてはならない放射能のことだからね。それが何の考えもなく簡単に漏れ出して、未だに止めることが出来ないでいることの異常さ、恐ろしさ。これは決してあってはいけないことだという認識になさに驚いてしまう。

 人為的なミスによって国民全てを危険に晒した、いまだに不安に陥れている、今まで築いてきた日本の安全神話、クリーンなイメージを根底から覆す、そんな可能性がある凶暴な道具だということをおくびにも出さず、隠していたこと、それに事故がおきてしまってからの、その住人に対する無責任な態度、一番に保護しなければならない守らなければならないのは企業や会社ではないはずだ、それが全くなされていないことの憤り。

 日本は世界中の人体実験場になってしまった。これから20年30年放射線を浴びたらどんな結果がまっているのか、興味本位で見ていると思う。自分は痛くもないからね・・。特に若い人、子供や女性がどんな影響をうけるのか、放射能の被曝との関係を知りたいと思っているだろう。そうなってしまった、この国の為政者、それを許してしまった大人の責任は大きいな。全員で謝らなければならない。

 けっして放射能の基準を甘くして「すぐさま健康に影響ない」「安心だ、安全だ」といいふらかすことではない。汚染された野菜をこれ見よがしに食べて「安全だ」などとほらを吹くことではない。どこかそれは間違えている。

 いま変らなければ、この国は歴史上消えてしまうだろう。意識として大事なのは「自分の頭で考える」ということだな。面倒でも考えることを止めないことだ。そういった人が増えてゆくことで総体として変ってゆくかもしれない。あまり期待はできないけれどね。



 
 大したことないのは自分のせいで誰のせいでもありゃしない・・。まぁ、この世のことは全て自分の中から出てきたもので、見た物も見えたものも全て自分の見たいように見ているということに気がついた。まぁだからその人の書いたもの、描いたもの、話したことなどを見れば間接的ではあるけれど、その人が分るわけだ。もっと言えば例えば身につけるもの、選んだものそんなものでもその人のある面を表しているんだな。おお怖い。

 本当は最悪の場合を想定して、警報レベル1とかレベル2とか避難のシュミレーションをしておくべきだったんだな。例えば今地震や津波の警報はかなり具体的にやっているじゃない。ケイタイにまで情報が飛んでくる。台風は刻一刻情報を流して注意報や警報の情報を流しているじゃないか。あれだけのことをしているのだから、原発のそばでも放射能もれの可能性あり風向きしだいでは警報1とかやればよかったんだな。それを反対に大したことない、すぐには健康に影響ないなどと嘘をいって国民に大本営的な情報を流し続けたもんだから、だれも信じなくなってしまった。

 こういった政府というのか組織しか持てないのはやはり悲しいことだな。他の国のことは良く知らないのだけれど、多かれ少なかれそういったものだろうか。根本的な発想はお上的な考えで、下々のものに御触れを出すというふうなかんがえ方のような気がする。お上が考えたものだから下々のものは黙って従えみたいな。

 理想をいうなら国民が選んだわけだからいつも国民の側にたって、国民を守るというのが政府の基本的なスタンスでしょう。不幸にして我々はいまだかつてそんな為政者を持ったことはないのだけれどね。徹底的に話し合って革命を経て出来上がった国ではないからね、どこかずるずるとしまりなく出来てしまったくにだから、白黒がはっきりとしない。物事が外圧でしか決まらない。主体的、自主的な意見では決まっては行かない。

 風に吹かれる凧のように行き先は風に聞いてくれと言った感じ。格好はいいけど、これからはそれじゃこの国際社会では生きては行けないでしょう。他国(アメリカ)にいいように利用されて、それでポイと捨てられてお終いだ。何も考えないように、上手い具合に洗脳されてしまったけれど、それも日本人の心情にぴったり合ったんだな。私にも大いにそんなところあるから。心の隙間というのか、まぁ上からの命令で動いているのはある意味楽だからね。いちいち考えて「生きるべきか、死ぬべきか」を決めてゆくのはやっかいだもの。でも西欧の革命の歴史は血を流して、自分たちの主権を勝ち取ってきたわけだな。だからフランスなどは一目散に国民を守るという手段に出るわけだ。

 暴動が起きない良く教育された国民というのは褒め言葉でもあるけれど、反対に良く飼いならされた国民と言うことも出来るわけだ。普通ならこれだけのことが起これば政府は転覆するでしょう。嘘ばっかりついて、国民に放射能の雨を降らせて平気なんだから。歓んでばかりもいられないよ。



 
 昨日遅く帰ってきました。二日前のオープン前日は飾りつけなどがあって関東近辺の関係者が駆集められてワイワイと忙しい。絵画だけでも600点ほど展示するわけだから全く気の遠くなるような作業だ。一つ一つが2mもあるような大きな作品なのでそりゃもうあきれてものが言えないくらい大変なことだ。それで10日すれば跡形もなく消えてしまう。いったい誰が何のためにやっているのか、荒行に近い修行だな。

 昨日はオープニングのパーティーがあって、受賞者や新会員推挙などが華々しく表彰されてうれしい時を過ごす。一年に一度全国からなじみの顔が集まって和気藹々と親睦を深める。団体展の面白いところだと思う。色んな作家と知り合うきっかけにもなる。

 でも何だか、自分が年取ったせいなのかどうか、昔ほどわくわくしなくなった。理由を考えたんだけれど、そうだなぁ・・この会には昔から早々たる作家が属していて、例えば好きな作家でいえば須田剋太や香月泰男とか松田正平とか、伊藤廉、久保守などがいた。これほど綺羅星のごとくに憧れていた作家がいた団体展は他にない。まぁだからその団体に出品し始めたわけだけれど、そういった歴史的な作家たちと同じ会に属しているということが、何となくわくわくうれしかったわけだ。

 それがねぇ、自分がその構成員になってくると、全然大したことないわけだ。その質の格段の差に気がつくわけだ。それがわくわくしなくなった一つの理由かな。 
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